クレジットカードや携帯電話のキャリア決済でamazonギフト券を購入し換金する現金化目的によるamazonギフト券の売買は増加傾向にあるといえるでしょう。
クレジットカードで買い物をした商品を換金するカードでお金の看板のショッピング枠現金化は数十年も前からある資金調達方法ですが、現在ではヤミ金融による新手の融資としてマイナスイメージが強くあります。
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amazonギフト券買取とクレジットカードの違いをまとめてみた
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確かにクレジットカードのショッピング枠現金化はクレジットカードで購入した金額よりも低い価格での買い取りとなるため、その差額を『金利』と換算すれば高金利の融資となることは間違いありません。
ただ、クレジットカードで買い物ができる店舗は多数あり、中古品の買取を業務とする
- 金券ショップ
- リサイクルショップ
- ブランド品買取
などがあるためクレジットカードのショッピング枠現金化は正規の商売なのです。
ここ数年のカードお金の店舗での現金化方法は駅にあるみどりの窓口で販売されている新幹線の回数券をクレジットカードで購入し古物商の許可のある店舗で換金する方法が大半を占めています。
したがって世間一般的には違法な金融業者とされるクレジットカード現金化は普通にある商売であり、主に買い取りをしている業者は金券ショップによる兼業というところが少なくありません。
ではamazonギフト券をクレジットカードで購入し換金する現金化方法も同様といえるのでしょうか?
このクレジットカード現金化としての金券ショップとamazonギフト券買取サイトの違いについて検証していきます。
金券ショップではamazonギフト券が換金できない理由
クレジットカード現金化を店頭で取引する店舗の大半は公安委員会の許可を受けた古物商の営業許可店であり、金券類の買い取り・販売を業務としています。
したがってクレジットカードのショッピング枠を現金化したい利用者が購入した新幹線の回数券を買い取りする行為は違法性はなく、クレジットカードを提示する必要もありませんのでセキュリティ面でも万全ということは間違いありません。
そのため何十年も前から店舗で営業しているにも関わらず摘発されることなく続けていることができるのです。
店舗でのクレジットカード現金化では主に指定された新幹線の回数券を購入し換金することになります。
この新幹線の回数券は一般的な大黒屋やアクセスチケットなど大手の金券ショップでも売買されている金券類といえるでしょう。
最近ではオンラインによるクレジットカード現金化ではamazonギフト券を換金する現金化方法を採用しているところも少なくありませんが、なぜ金券ショップでは新幹線の回数券の換金となるのでしょうか?
店舗でのクレジットカード現金化は金券などの買い取りを業務とする業者が行っていますが、金券ショップではamazonギフト券などの電子マネーは取り扱っていません。
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新幹線の回数券は切手や商品券とは金券としては違うようにも感じられますが、誰でも新幹線に乗車することができる利用価値のある金券といえるでしょう。
ところがamazonギフト券は名前だけ見れば金券ともいえるギフト券ですが、チケットや券といった物質的な存在はありません。
amazonギフト券の中にはコンビニで購入可能な
- カードタイプ
- シートタイプ
といったカードや券のようなタイプもありますがモノ自体にギフト券としての価値はなく、ギフト券番号と呼ばれる文字に利用価値があるのです。
金券ショップで売買されている金券類は古物営業法で定められている
- 商品券
- 切手・ハガキ
- 乗車券・航空券
- コンサートのチケット
- 美術館、遊園地、動物園の入園券
といったものがありますがamazonギフト券は「古物」には含まれていないのです。
なぜならamazonギフト券のギフト券番号は「券」という存在はなくメールでも送信が可能な「情報」といえるでしょう。
したがって一般的な金券類には券がありますが、物質の存在しない情報は古物ではないため金券ショップでは取り扱っていないのです。
WEB上で売買取引されるamazonのギフト券番号買取サイト
金券ショップでamazonギフト券が換金できない理由は一般的な金券類とは異なる特徴があるためとなりますが、店舗の金券ショップではなくWEB上での取引が可能なamazonギフト券買取サイトでは日々、多数のギフト券が換金されています。
amazonギフト券は大手総合ショッピングサイトのAmazonで利用することができるギフト券ですが、古物ではないなため売買に関する明確な法律はありません。
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したがってamazonギフト券を業務として買い取り・販売する場合にも何かの許可を取得する必要なく開業することができるのです。
ではこのamazonギフト券の買い取りはどのような流れで取引されるのかといいますと
- amazonギフト券買取サイトへ申し込み
- 銀行口座や身分証明書の確認
- ギフト券番号をメールで送信
- 買取手続き完了後代金が入金
といったようなごくシンプルな取引内容となるのです。
このamazonギフト券の最大の特徴といえるのが買い取りする際に古物商の許可が必要ないという点だけではなく、メールでの送受信が可能な情報という点が挙げられます。
金券ショップでJCB商品券を換金する場合には店舗に来店する必要があります。
なぜなら商品券と引き換えに買取代金を受け取る取引方法となるからです。
最近では来店不要となるオンライン査定などもありますが、結局は金券を郵送し買い取りするため相応の時間が必要となります。
その点、amazonギフト券などの電子マネーの買取ではギフト券番号をメールで送ることによって買取サイトで換金することが可能です。
したがって一般的な金券の買取とは異なり
- 日本全国どこからでも買取が可能
- メールなので瞬時に送ることができる
- 手続きはスマホやパソコンなどの操作のみ
というように金券ショップでのアナログな取引に対し、オンラインでデジタルに換金することができます。
そのため「今すぐにお金が必要でamazonギフト券を現金化したい」といった利用者でもどこからでもスマホだけで即座に買取代金を手にすることができるのです。
このようなamazonギフト券の特有性からクレジットカードのショッピング枠現金化や携帯決済現金化として多くのamazonギフト券が購入され換金されています。
ギフト券番号だけで送ることができる特性が詐欺に悪用されている
昔から「おいしい話には裏がある」という言葉があり、世の中そんなおいしい話というのはありません。
それは誰もが知っていることだとは思いますが、そんなおいしい話を匂わす手口の詐欺は今でも多くの被害者を出しているのです。
特殊詐欺という犯罪は原則的に人間の欲求を刺激することが多く、当然おいしい話は少なくありません。
ある日、「おめでとうございます。1億円が当選しました。」といった内容のメールが送られてきました。
もちろん誰もが身に覚えのないメールであり、差出人も知らないものです。
大抵の方はこの不審なメールを無視していますが、「もしかしたら本当に1億円がもらえるのかも」と心が揺らぐ方もいるでしょう。
そしてメールの中に記載されている電話番号に連絡すると、「当選金をお振込するために手数料が必要となります。コンビニで販売されているamazonギフトカードでお支払いください」といったように促されます。
しかも金額は4万円程度とそこまで高額の手数料ではありません。
言われるがままコンビニで指定された金額のamazonギフト券のカードタイプを購入しギフト券番号を送ったところ「収入印紙料が別途必要となりますので2万円分のamazonギフト券でお支払いください」とさらに請求されました。
さすがに不審に感じたため、警察に通報したところやはり詐欺の手口でありもうすでに購入したamazonギフト券は使用済みとなっていたのです。
近年の特殊詐欺の手口では現金振込ではなくamazonギフト券をメールやFAXなどで送らせる手口が増加しつつあります。
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詐欺グループがamazonギフト券を悪用する理由としてはギフト券番号を送るだけで利用価値を騙し取ることができるからです。
確かにメールで送ることができるギフト券は利便性に優れていますが、その反面として特殊詐欺が現金の代わりに詐取するのに適していることになります。
そのため最近ではコンビニの電子マネー売り場には詐欺防止のための注意書きを見かけるようになり、対策はされ始めていますが、それでも被害件数は増加傾向にあり歯止めをかけることは難しいでしょう。
amazonギフト券の利便性が優れていることは間違いありませんが、詐欺に対するセキュリティ対策はまだまだ必要です。