10,000円分のAmazonギフト券は10,000円の価格で販売されており、Amazonで買い物をする際に現金の代わりに支払うことができます。
Amazonで買い物する際には10,000円分のアマゾンギフト券と現金10,000円は同等の価値となりますが、アマゾンギフト券はAmazonサイト内でしか使用することはできないため10,000円分のアマゾンギフト券を10,000円で換金することはできません。
つまり10,000円分のアマゾンギフト券はAmazonでしか使用することができないことから10,000円未満の価格で取引されているのです。
ではAmazonギフト券の買取業者ではどの程度の買取率で換金することができるのかといいますと、ギフト券の額面の80%から95%の範囲内で現金化されることになります。
たとえば10万円のアマゾンギフト券を買取業者で換金すると8万円から9万5千円が買取代金として振り込まれるのです。
ではこの買取率80%という下限を下回ることは確実にないのかといいますと、実は80%よりも低い買取率となることもあるのです。
ではどのようなケースでは80%未満という低い買取率にしかならないのでしょうか。
Amazonギフト券の額面によって買取率が大きく異なる
一般的な金券ショップの店頭で販売されている商品券やギフトカードには1,000円や5,000円といった金額が書いてありそれが額面となり取引されています。
正規のクレジットカード会社やデパートで商品券を購入する場合にはこの額面の価格で販売されており、金券ショップ等では5,000円分の商品券が4,900円で販売されるなど格安で購入することができるのです。
Amazonギフト券と一般的な商品券の違いとして物質的な存在の有無という違いがありますが、それ以外にも原則的にギフト券の額面が固定されていない点があります。
確かに5,000円や10,000円というアマゾンギフト券も数多くありますが、実はアマゾンギフト券はタイプにもよりますが15円から500,000円までの金額を1円単位で指定することができるのです。
つまり1万円でも10万円でも100円でも自由に金額を決めることができる特徴があります。
しかしこのAmazonギフト券の額面というのが買取率に大きく関係してくるのです。
あるアマゾンギフト券買取業者では通常の買取率とは別に
- 10万円以上の額面のギフト券は80%
- 1万円未満の額面の買取率は70%
となっており、ギフト券の額面によっては著しく低い買取率となるのです。
なぜアマゾンギフト券の額面によって買取率に差があるのか?
アマゾンギフト券買取業者の半数以上は金券ショップ同様、ユーザーから買い取ったAmazonギフト券を再販売することによって利益を出しています。
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したがって少数派となるアマゾンギフト券を自社アカウントに登録している買取業者では額面によって買取率の差はありません。
ではどのような額面のアマゾンギフト券では買取率が低くなるのかといいますと、
- 金額に端数のある額面
- 極端に高額となる額面
- 極端に少額となる額面
といった額面です。
たとえば15,859円といった中途半端な金額の額面や300,000円といった高額なアマゾンギフト券が該当します。
なぜこのような額面が低い買取率になってしまうのかといいますと、買取業者が再販売する際に買い手がつきにくい人気の薄い額面となるからです。
反対にどのような額面のアマゾンギフト券が人気なのかといいますと、もっとも人気となるギフト券の額面は10,000円分となります。
それに次いで
- 5,000円
- 20,000円
- 30,000円
- 50,000円
といった金額が売れ筋といえるでしょう。
5万円を超える金額になると少し人気は鈍ってきます。
そして10万円以上となると高額となりなかなか売買取引がされづらい額面となるのです。
このように半数以上の買取業者はマッチングサイトで再販売している事情があるため額面によって買取率が左右されてしまうのです。
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アマゾンギフト券を新規購入する際には額面に注目しよう
アマゾンギフト券には様々なタイプがありますが、どのタイプのギフト券を購入する際にも金額を選択することができます。
換金目的として購入されるのはEメールタイプとなりますが、Amazonで購入するEメールタイプのギフト券は15円から50万円まで1円単位で金額を選ぶことができるのです。
たとえば70万円分のクレジットカードのショッピング枠をアマゾンギフト券によって現金化する際に新規購入するギフト券の額面は35万円2点や10万円7点ではなく、1万円70点や5万円14点といった額面で購入した方がよいでしょう。
Amazonギフト券の換金は原則的に購入者自身のメールアドレス宛に送り、買取業者の指定するメールアドレスに転送する方法によって買取手続きが行われます。
したがってギフト券の点数が増えるほど転送する手間が増えることになりますが、買取率や時間効率を考慮すれば効率的なのです。
70万円分のアマゾンギフト券の買取率が90%であれば63万円となりますが、80%だと56万円となりその差は決して少ないものではありません。
したがって多少の手間はかかりますが、換金目的でのアマゾンギフト券の新規購入には額面に注意する必要があるのです。