ネットショッピング業界最大手のAmazonに関するさまざまなニュースは毎日のように流れ尽きることはありません。
そのため画期的なネットショッピングサービスだけではなくいろいろな分野でも取り上げられる話題性のある企業といえるでしょう。
そんなAmazonに関するニュースで興味深い内容のものがありました。
Amazonで買い物をする際には
- クレジットカード決済
- コンビニ払い
- 電子マネー払い
- ネットバンク
- 代金引換
- アマゾンギフト券
- アマゾンポイント
といった支払い方法に加え新たに携帯電話のキャリア決済による支払い方法が加わりました。
ではこのAmazonでの携帯キャリア決済での支払いについて検証していきます。
もくじ
携帯電話のキャリア決済での支払いとは?
キャリア決済はクレジットカードに近い支払い方法
ネットショッピングなどの買い物の支払いにはクレジットカード決済で購入するのがポイントも付きますので多くの方が利用しているのではないでしょうか?
このクレジットカードというのは利用した支払いは翌月に後払いとなる仕組みとなります。
一般的な買い物で後払いとなるのはクレジットカード払い以外には携帯電話のキャリア決済くらいしかありません。
したがって携帯キャリア決済というのはクレジットカードに近い支払い方法なのです。
クレジットカードでの買い物はお金を借りるためのキャッシング枠ではなくショッピング枠を使用することになります。
つまりキャリア決済というのはクレジットカードのショッピング枠のような存在といえるでしょう。
クレジットカードは新規発行する際には審査があるため現在の収入や借り入れ履歴によっては作れないこともありますが、携帯キャリア決済はスマホさえあれば誰にでも利用することができます。
キャリア決済の請求は電話料金に合算される
近年では「キャッシュレスの時代」といわれるように現金以外の支払い方法が注目されつつあることはご存知でしょうか?
携帯電話のキャリア決済も電子マネーやクレジットカードのようにキャッシュレスで支払いができるサービスです。
交通系の電子マネーsuicaやセブンイレブンで買い物ができるnanacoは事前にチャージして使用する先払い方式の支払い方法となります。
それに対しキャリア決済はクレジットカードと同じ後払い方式で利用した代金を支払いことになるのです。
利用したキャリア決済は毎月の携帯電話料金に合算され請求されることになるためクレジットカードのように支払い方法を分割払いやリボ払いのように選択することはできません。
そのためキャリア決済は翌月に一括払いで請求されることになります。
クレジットカードの場合、収入や職種によって利用可能なショッピング枠は異なりますがキャリア決済の上限額は最大で10万円までしかありません。
現在、Amazonでキャリア決済で購入できる商品
今回、Amazonの支払い方法に
- ドコモ
- au
のキャリア決済が追加されましたがまだ実用的とはいえないレベルでしかありません。
もしアマゾンギフト券のようにAmazonで販売されているすべての商品を購入することができるのであれば利用価値はあるでしょう。
ところが現時点でキャリア決済を使用して購入可能な商品はスマホやタブレット端末で読むことができるkindle本と呼ばれる電子書籍のみの購入にしか利用することはできません。
確かにAmazonは電子書籍のパイオニアでもありもっとも得意なジャンルでもありますが、普段から読書をしない方にとっては現段階ではほとんど利用価値はないでしょう。
もちろん今後は、キャリア決済で購入可能な商品の幅は広がっていく方向にあると思いますが、まだ試験的な導入ということなのでしょうか?
キャリア決済が可能になる影響で今後はPINCOMは必要なくなる?
Amazonで携帯キャリア決済で買い物するのが普及することによって、Amazonの価値が高まることは間違いありません。
国内最大の総合オンラインサイトと今では誰もが所持しているスマートフォンで利用できるキャリア決済がタッグを組むことによって想像を絶する最強コンビとなるでしょう。
それが現実のものとなった今、Amazonで買い物をするユーザーにとっては朗報ですが、反対に悪い影響を及ぼすところはあるのでしょうか?
現段階では携帯キャリア決済でどこまでの商品の購入が可能になるのかわかりませんが、おそらく全ての商品を購入することができるでしょう。
つまり携帯電話のキャリア決済でアマゾンギフト券の購入も可能となることも想像できます。
これまでキャリア決済によるアマゾンギフト券の購入はWebMoney PINCOMでしか購入することはできませんでした。
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そしてPINCOMでキャリア決済を使用して購入されたアマゾンギフト券は現金化するための方法として活用されているのです。
したがってアマゾンギフト券による携帯キャリア決済現金化はPINCOMに依存していました。
ところがAmazonが携帯キャリア決済を導入したことによってPINCOMの存在価値はほとんどなくなってしまうでしょう。
なぜならAmazonでキャリア決済を使用してアマゾンギフト券が購入できるようになるからです。
PINCOMにとってもアマゾンギフト券を販売する収益というのは決して少ないものではありません。
では今後のPINCOMの利用価値は全くないのかといいますと、そうではなく多少なりともAmazonのアカウントがなくてもアマゾンギフト券が購入できるという需要は残るでしょう。
PINCOMではアマゾンギフト券購入の際に
- メールアドレスドメインの制限
- メールアドレス与信
といった規制がかけられました。
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Amazonでもキャリア決済でのギフト券購入に何らかの規制がかかればPINCOMの利用者は減少しないでしょうが、自由にアマゾンギフト券が購入できるようになればPINCOMでアマゾンギフト券を購入する方はいなくなってしまうでしょう