最近では格安スマホや格安simといったこれまでの携帯電話料金よりも格安で利用できるサービスが普及しつつありますが、それでも大手キャリアを利用し続けている方は少なくありません。
大手キャリアの提供しているサービスの中には格安スマホでは利用できないものもあり、やはり割高であっても大手キャリアの方がサービスに優れているのです。
そんな大手キャリアが提供するサービスのひとつにクレジットカードのショッピング枠のように買い物をする際の支払いに使用できるキャリア決済というサービスがあります。
今回はこの携帯電話のキャリア決済でアマゾンギフト券が購入できるPINCOMについてどのようなサイトなのか解説していきます。
もくじ
PINCOMはキャリア決済やクレジットカードで電子マネーが買える
インターネット上には数年前からクレジットカードのショッピング枠現金化のサイトが存在していますが、最近ではクレジットカードではなく携帯キャリア決済現金化のサイトが増え始めていることをご存知でしょうか。
この携帯キャリア決済の現金化に欠かすことができないのがPINCOMなのです。
なぜ携帯キャリア決済現金化にPINCOMが必要なのかといいますと、携帯キャリア決済現金化というのは
- 利用者が現金化のサイトに申し込み
- PINCOMでキャリア決済によりアマゾンギフト券を購入
- 現金化業者がアマゾンギフト券を買い取ることによって現金化
といった流れになるのです。
つまりPINCOMはキャリア決済でアマゾンギフト券が購入できる唯一のサイトとなります。
ではこのPINCOMの基本的な概要について見ていきたいと思います。
PINCOMで販売されている電子マネー
PINCOMは携帯キャリア決済でアマゾンギフト券が購入可能なサイトとして定着していますが、アマギフ以外の電子マネーも販売されているのです。
ではでのような電子マネーが購入できるのかといいますと
- ニンテンドープリペイド
- PSN(プレイステーションネットワークカード)
- XBOX LIVE
といった家庭用のゲームに関する電子マネーが主流となっています。
最近ではこのゲーム会社で利用できる電子マネーの販売に加え、ゲームソフトのダウンロード購入にも可能となりました。2017年3月に発売されたニンテンドースイッチのソフトでは
- いっしょにチョキッと スニッパーズ
- 魔界戦記ディスガイア5
- ぷよぷよTMテトリス(R)S
- 1-2-Switch
- ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド
のダウンロード購入がWebMoneyや携帯キャリア決済で購入することができるサイトなのです。
なぜPINCOMがゲームに特化しているのかといいますと、PINCOMを運営している株式会社ウェブマネーはオンラインゲームで利用できる電子マネーWebMoneyを発行している先駆け的存在でもあります。
そのためゲーム専用の電子マネーの販売及びダウンロード購入のためのサイトなのです。
PINCOMで使用できる決済方法
PINCOMの特徴というのは携帯電話のキャリア決済に対応している点ですがキャリア決済以外の支払い方法も可能です。
ではどのような支払い方法で電子マネーを購入できるのかといいますと、
- docomo ケータイ払い
- au カンタン決済
- ソフトバンク まとめて支払い
- クレジットカード(VISA・Master)
- WebMoney(一部の商品)
という現金以外の様々な決済に対応しています。
クレジットカードでのアマゾンギフト券の購入も可能ですがキャリア決済が主体となっているため上限は5万円までと少額での購入となります。
クレジットカード決済でのアマゾンギフト券購入はPINCOMよりもAmazonで購入したほうがよいでしょう。
PINCOMでアマゾンギフト券を購入する手順
ではPINCOMでキャリア決済でアマゾンギフト券を購入する手順について解説していきます。
- アマゾンギフト券の金額や柄を選択
- カートに入れる(バリアブルカードは金額を入力)
- 決済方法を選択し注文を確定
- メールアドレスを入力し送信
- 届いたメールより決済手続き
- 決済完了後アマゾンギフト券のメールが届く
基本的には通常のネットショッピングと同じですが違うのはクレジットカード決済やコンビニ払いではなく携帯電話のキャリア決済での支払いとなる点です。
キャリア決済はキャリアのアカウントにログインし決済手続きを行います。
この決済に必要な情報は
- キャリアのアカウント
- パスワード
- ネットワーク暗証番号
の3点です。
大手キャリアのスマートフォンを使用しているがアカウントを持っていないという方はアカウントを作成しなければキャリア決済を利用することはできません。
さらにPINCOMからメールが送られてきて決済するまでの制限時間は10分間しかなく、初めて購入される方のほとんどがタイムアウトとなってしまいます。
タイムアウトにならずにスムーズに購入するためには決済する際の情報を確認しておいた方がよいでしょう。
2017年よりPINCOMではキャリア決済によるアマゾンギフト券の購入は現金化目的とされることが常習化しつつあるため
- メールアドレスドメイン制限
- メールアドレス与信
が開始されました。
-
PINCOMが換金・転売防止のためにamazonギフト券の購入を制限!
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キャリア決済によるアマギフの購入の大半は換金目的
おそらくPINCOMの利用者の半数以上はゲーム系の電子マネーの購入ではなくアマゾンギフト券だけをキャリア決済で購入してるものと推測されます。
なぜ多くの方がアマゾンギフト券の購入をPINCOMで行っているのかといいますと、アマゾンギフト券が必要としているのではなく、キャリア決済で購入したギフト券を現金化するために利用しているのです。
PINCOMはAmazonのギフト券を携帯キャリア決済で購入できるサイトですが、各キャリアやAmazonではそれぞれの利用規約で禁じられていることをご存知でしょうか?
そのためPINCOMでもアマゾンギフト券を購入する際には
といった警告が明確に記載されています。
これはAmazonによる細則の内容ですが各キャリアでも換金目的によるキャリア決済は利用規約で禁止しているのです。
そのためPINCOMでアマゾンギフト券を購入する際には「現金化を目的とした購入ではありません」という項目にチェックしなければ購入できなくなりました。
なぜこのようにキャリア決済購入したアマゾンギフト券を換金・転売することに注意喚起を促しているのかといいますと、PINCOMの利用者の大半がキャリア決済によるギフト券の現金化を目的としているからです。
これはどういうことかといいますと、これまでクレジットカードのショッピング枠現金化がキャッシングの代わる資金調達方法として活用されていました。
しかしながらクレジットカード現金化は購入する商品の支払いを後払いにするため支払いが困難になるとして消費者庁や各都道府県より警告される不当な商売ですが、携帯キャリア決済の現金化も同様にアマゾンギフト券の購入代金も翌月に携帯電話料金に合算され請求されることになります。
つまりキャリア決済で現金化した支払いができなくなってしまう方もでると推測できるため換金目的によるアマゾンギフト券の購入を抑制しているのです。
利用者にとっては携帯キャリア決済はお金を工面するための重要な存在ということは間違いありません。
そのためPINCOMや大手キャリアが現金化目的の防止をしても食い止めることはできないでしょう。
現在、大手キャリアのなかでもソフトバンクだけはキャリア決済で直接アマゾンギフト券を購入することはできません。
しかしソフトバンクユーザーはiTunesカードなどそのほかの電子マネーの転売やソフトバンクカードにキャリア決済でチャージし間接的にアマゾンギフト券を購入し現金化しているのです。
したがって今後PINCOMでキャリア決済によってアマゾンギフト券が購入できなくなったとしてもユーザーはそれ以外の方法で現金化はされ続けるでしょう。