アマゾンギフト券を換金する際に買取業者のホームページをしっかりと読むことはあるでしょう。
そうするといくつかの買取業者では「ご新規様限定キャンペーン!」などとあることが少なくありません。
このキャンペーンの内容としては初回の利用のみ通常よりも高い買取率でアマゾンギフト券を換金できることが記されています。
つまり2回目以降となるリピーターよりも新規での利用の方がお得にアマゾンギフト券を換金することができるのです。
実はこの初回限定のキャンペーンはアマゾンギフト券買取業者の半数以上が行っているのですが、なぜ多くの買取業者が新規の利用者を優遇しているのか、その理由について検証していきたいと思います。
買取業者がリピーターよりも新規ユーザーを優遇する理由
YahooやGoogleなどの検索エンジンを利用し「アマゾンギフト券 換金」や「アマゾンギフト 高価買取」といったキーワードで検索すると、アマゾンギフト券買取業者のサイトや複数の買取業者を比較したランキングサイトが検索結果に表示されることがわかります。
2017年現在では100サイト近い買取業者がインターネットを中心に営業しており、熾烈な顧客獲得争いが繰り広げられているのです。
ではアマゾンギフト券を換金しているユーザーは買取業者のどの部分を比較しているのかといいますと、やはり買取率が最も有力なのではないでしょうか?
つまりインターネットの検索結果に表示されている買取業者の買取率を比較しより高い割合を提示している買取業者に申し込みをすることになるのです。
たとえば87%の買取率の業者よりも89%の買取率の業者の方が魅力的といえるでしょう。
ところが新規の利用者なら3%アップというキャンペーンが実施されていれば、89%の買取率の業者ではなく90%で換金できる方を選ぶのは確実です。
そのため新規限定のキャンペーンを行っている買取業者で利用することになるのですが、この買取業者のリピーターになると次回からの買取率は87%になります。
そうなりますと89%の業者よりも低い数字となってしまうのですが、それでも一度利用している安心感と手軽さからその業者を利用し続けることになるのです。
これが多数の買取業者がキャンペーンを行っている理由であり新規顧客獲得の狙いとなります。
複数の買取業者で新規キャンペーンで換金するのは効果的
半数以上のアマゾンギフト券買取業者では新規利用者のみが高い買取率で換金できることになります。
ではこのキャンペーンを実施している複数の買取サイトを利用していけば効率良くにアマゾンギフト券を換金することができるのではないでしょうか?
確かに初回のキャンペーンによって通常よりも高価買取が可能なことは間違いありません。
ただこの換金方法にはいくつかのデメリットも潜んでいるのです。
毎回、本人確認が必要となる
どこのアマゾンギフト券買取業者でも初回の取引時のみに身分証明書を提示する本人確認を行う必要があります。
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2回目以降の手続きにはない本人確認は複数の業者で新規キャンペーンを適用し換金するためには毎回行うことになるのです。
そのため通常よりも時間がかかることは確実となります。
ただ基本的に身分証明書の画像をメールに添付して送る確認方法となりますので、一枚の画像を何度も送るだけですのでそこまで労力は必要ありません。
個人情報が漏洩する可能性
確かに本人確認は一枚の画像を使いまわすことによってほとんど手間はかかりませんが、身分証明書の画像は重要な個人情報といえるでしょう。
そのため複数の買取業者を利用した場合、どこかの業者から個人情報が流出してしまうことも考えられます。
最近では大企業や年金といった堅実な組織でも個人情報が漏洩しており、どこから情報が漏れてしまうかはわかりません。
そのため複数の業者に個人情報を公開するのは漏洩してしまう可能性が高まることになります。
悪質な買取業者に遭遇する可能性
リピーターよりも新規のユーザーが優遇される買取率の差は1%か2%程度です。
つまり10万円分のアマゾンギフト券を換金しても買取価格の差は1,000円程度しかかわりません。
もし悪質な買取業者にアマゾンギフト券を送ってしまった場合に、10万円分のギフト券が15,000円にしかならないケースも潜んでいるのです。
そうなってしまうと微々たる金額が優遇されるのを期待し大損してしまうことになります。
このリスクを背負ってまで新規のキャンペーンを利用するのはどうなのでしょうか。